"Audi" FIS Alpine Ski World Cup 2004-05
Ladies 1st Giant Slalom, Soelden, 23,Oct,2004
アニャ・パーション(SWE)、危なげなく開幕戦を飾る
開幕戦の表彰台、1位・アニャ・パーション(中央)、2位・タニャ・ポウチアイネン(左)、3位・マリア・ホセ・リエンダ・コントレラス(右)

優勝したアニャ・パーション(SWE)
2位・タニャ・ポウチアイネン)FIN) 3位・マリア・ホセ・リエンダ・コントレラス(SPA)

 ワールドカップが開幕した。今ではすっかり定着したソールデン(AUT)での開幕シリーズである。
 2日前からソールデンではジャーナリスト会議、メーカーのプロモーション、FISのアルペン・フォーラムなどが行われ、晩秋のチロルの谷はにわかに騒がしくなっていた。毎年のことながらワールドカップを取材するほとんどのジャーナリストがここに集まる。新しいシーズンの到来を迎え、古くからのメンバー、新しいメンバーなどが入り乱れ、オールフリーのプレスバーに群がって、今シーズンもまた良いシーズンであることを願ってけんけん諤々、多少の興奮も手伝ってプレスセンターは大にぎわいなのだ。

 さて、肝心のレースに移ろう。
 ソールデンにしては珍しく晴れ上がった絶好のコンディションでレースは行なわれた。毎年少しずつ設備や運営が良くなっている。

 定刻通り午前9時45分、レースが始まった。1番スタートは昨年のワールドカップ・チャンピオンのアニャ・パーション。一夏のブランクを全く感じさせない完璧な滑りで1本目のベストタイムをマークした。2番手のタニャ・ポウチアイネンに0,36、3番手のリエンダ・コントレラス・マリア・ホセには0,91のタイム差を付けて1本目を駆け抜けた。4番手に付けたのは1年間をリハビリで過ごしたヤニツァ・コステリッチ(CRO)。1年ぶりのワールドカップ登場である。調子は完璧に戻ったといえるだろう。11月末にアスペン(USA)で行われる北米シリーズのスラロームが楽しみだ。

 晴れていると気持ちの良いものだ。しかしそれをぶちこわす男が一人いる。ヤン・ティッシュハウザーというFISの回し者だ。レースディレクターということで、スタート45分前になるとやってきて、カメラマンの規制を始める。幸い
kipoはその規制を受けずに、やあやあ今年もよろしくと仲良く挨拶をして分かれたが、一つ下の凸にいたカメラマン達はひどい目に遭っていたようだ。そこは駄目だもっと外に出ろ、まだ駄目だもっと動けと、さんざんな目に遭っていた。その様子をkipoは上から眺めながらちょうど良い時間つぶしをしていたという次第である。(ほんの楽屋裏の出来事です)。

 2本目、これも定刻通り12時30分にスタート。午前中ほどの快晴ではないけれど、まあまあの高曇り。気温はかなり上昇した。観衆は12,500人と発表になる。この分では明日の男子GSは倍以上の観衆になるだろう。

 レースの結果は順当にトップ3は1本目の順位通りに決まったが、1本目42番スタートのゲイル・ケリー(CAN)が22位に付け、2本目9番スタートで2本目のベストタイムを叩き出し11位に急浮上、もう少しスタート順が遅ければ今季初の”ウィンスター”賞だった。また1本目11位で2本目20番スタートのクリスティナ・コズニック(USA)が、2本目2番手のタイムで4位に急上昇した。
 1本目4位だったヤニツァ・コステリッチは2本目タイムが伸びず8位に後退した。やはり昨シーズン途中から骨折でリタイアしたニコール・ホスプ(AUT)は9位に終わった。

 このレースに日本からの出場はなかった。毎年出ていたのにどうしたのだろう。

1位 A.Paerson(SWE) 
 1本目、良い滑りだと思っていたらスピーカーから聞こえてきた中間タイムは1/500秒遅れだと聞こえたので後半を飛ばしたんです。2本目のレースは良いとは思えませんが初戦に勝てたことは良い出だしです。この夏はチリーに行って滑降とスーパーGのトレーニングをたくさんやりました。今季総合のタイトル保持が目標ですが、ヤニッアやその他の仲間がみんな復帰してきて嬉しいし、そうした中で戦うことはエキサイティングです。
 マテリアルは私のパッションを勝利につなぐ要素ですからとても重要だと思います。世界選手権(Bormio)ですがサンタカテリーナでのトレーニングはしていないし、今どういうこにとは言えませんが、世界選手権のみにこだわらずシーズン中できるだけ多くのレースに出場したいと思っています。これから家に帰りトレーニングと言いたいのですが、ターナビィには雪はまだぜんぜんないんですよ。
2位 T.Poutiainen(FIN)
 今季スーパーなスタートができました。6ヶ月前の良い感覚がまだ残っていたためでしょうか。でも大回転は良いのですがスラロームはまだまだやることがたくさんあるんです。今季新しいマテリアルでスーパーGにもエントリーしたいと思っています。
 たくさんの表彰台に立つことそれが目標です。
3位 M J.Rienda Contreras(SPA)
 シーズンのスタートでいい結果が出せて嬉ししく思います。実は夏のトレーニングが昨年に比べて良くなかったので少し気になっていたんです。大回転では少しは自信を持つようになったのですが、スラロームはまだだめ。今季の目標は第1勝を上げること、そうしたらスペインのテレビももっとたくさん来るんじゃないかしら。

4位・クリスチーナ・コズニック(USA) 8位・ヤニツァ・コステリッチ(CRO)
9位・ニコール・ホスプ(AUT) 11位・ゲイル・ケリー(CAN)

Rank Bib Name Nation Run 1 Run 2 Total Time
 1  2 PAERSON Anja  SWE   1:10.70  1:14.51  2:25,21
 2  6 POUTIAINEN Tanja  FIN   1:11.05  1:14.48  2:25,53
 3  3 RIENDA CONTRERAS Maria Jose  SPA   1:11.61  1:15.17  2:26,78
 4  24 KOZNICK Kristina  USA   1:12.46  1:14.49  2:26,95
 5  9 ERTL Martina  GER   1:12.20  1:14.79  2:26,99
 6  10 OTTOSSON Anna  SWE   1:12.62  1:14.72  2:27,34
 7  12 DORFMEISTER Michaela  AUT   1:12.75  1:14.72  2:27,47
 8  11 KOSTELIC Janica  CRO   1:12.05  1:15.62  2:27,67
 9  4 HOSP Nicole  AUT   1:12.24  1:15.53  2:27,77
 10  7 PUTZER Karen  ITA   1:12.19  1:15.71  2:27,90
 11  42 KELLY Gail  CAN   1:13.64  1:14.34  2:27,98
 12  14 NEF Sonja  SUI   1:12.37  1:15.88  2:28,25
 13  5 GOERGL Elisabeth  AUT   1:12.39  1:16.12  2:28,51
 14  17 RIESCH Maria  GER   1:12.07  1:16.85  2:28,92
 15  40 MANCUSO Julia  USA   1:13.04  1:15.90  2:28,94
 16  45 PIETILAE-HOLMNER Maria  SWE   1:13.57  1:15.38  2:28,95
 17  20 BERGER Silvia  AUT   1:13.29  1:15.71  2:29,00
 18  33 BIRKELUND Karina  NOR   1:13.96  1:15.14  2:29,10
 19  25 ROHREGGER Eveline  AUT   1:13.54  1:15.65  2:29,19
 20  8 AUFDENBLATTEN Fraenzi  SUI   1:12.98  1:16.23  2:29,21
 20  23 GIUS Nicole  ITA   1:13.99  1:15.22  2:29,21
 22  49 KLEON Barbara  ITA   1:13.62  1:15.63  2:29,25
 23  67 STIEGLER Resi  USA   1:13.92  1:15.38  2:29,30
 24  27 SIMARD Genevieve  CAN   1:14.10  1:15.48  2:29,58
 25  62 DREV Ana  SLO   1:14.07  1:15.56  2:29,63
 26  59 FANCHINI Nadia  ITA   1:13.91  1:16.11  2:30,02

FIS Official Result