"AUDI" ALPINE FIS SKI WORLD CUP 2006/07
Men's 1st Slalom. Levi (FIN). 12,Nov,2006
ベンジャミン・ライヒ(AUT)、開幕戦を制す。皆川13位、佐々木DNF
男子スラローム第1戦、レヴィ(フィンランド)、2006年11月12日

Levi (FIN), Men's 1st Slalom Podium. (L-R) 2nd/ Markus Larsson (SWE), 1st/ Benjamin Raich (AUT), 3rd/ Giorgio Rocca (ITA).
1st / Benjamin Raich (AUT) 2nd / Markus Larsson (SWE) 3rd / Giorgio Rocca (ITA)
4th / Stephane Tissot (FRA) 5th / Reiner Schoenferder (AUT) 6th / Jens Byggmark (SWE)

 男子スラローム第1戦は2006年11月12日、フィンランドのレヴィで行なわれた。ソールデン(AUT)で行なわれる予定だった2006/07シーズンの開幕戦は天候不順のためキャンセルになり、この北極圏のレヴィが開幕戦となった。レヴィでの男子のレースはこれが始めてである。
 レヴィ・ブラック・コース、天候は曇、気温はスタートで−13℃、今日も寒いレースになった。標高差180m、ゲート数は1本目・62、2本目・60。

 前日行なわれた女子のスラロームではオーストリアチームが1〜3位を占め表彰台を独占した。今日も昨年の総合チャンピオンのベンジャミン・ライヒ(28歳)が勝利を治め、パワーチーム・オーストリアの存在を大いにアッピールした。開幕戦を男女ともに優勝で飾ったのは初めてのことである。しかも恋人同士で。

 ベンジャミン・ライヒは1本目・51秒47、2本目50秒66、1・2本ともベストタイムの完全優勝である。トータル・1分42秒13。2位のマルクス・ラルション(SWE・27歳)に0.62秒の差を付けてのぶっちぎりの勝利だった。ワールドカップ通算24勝目である。夏のハードトレーニングに耐えた結果だ。

 2位に入ったラルションは1本目、ライヒに0秒26遅れの3位に付け、2本目は3位のタイムだったが2位にランクアップした。これで来年2月、自国のオーレ(SWE)で行なわれる世界選手権に向けて弾みがついた。オーレはラルションが昨シーズンの最終戦で初優勝を挙げたコースである。

 3位には昨年のスラロームチャンピオン、ジョルジオ・ロッカ(31歳)。1本目はライヒに0.03遅れの2位に付けていたが、2本目はずるずると後退、だがトータル3位をキープした。これも実力か。

 4位にはフランスのステファン・ティソ(26歳,)、5位にオーストリアのライナー・シェンフェルダー(29歳)、6位に34番スタートからスウェーデンのニューカマー、ジェンス・ビッグマーク(21歳)が飛び込んできた。ビッグマークはワールドカップ参戦3シーズン目、5回目の出場でようやく入賞を果たした。

 チーム力が上がってきているカナダ勢は、昨シーズンの志賀高原Tで4位をゲットした若手のジェンス・ジャニック(24歳)が7位、ベテランのトーマス・グランディ(33歳)が8位と入賞を果たした。

 地元期待のカレ・パランダー(29歳)は昨シーズン最終戦(オーレ)の大回転で膝の靱帯を損傷し、夏をリハビリで過ごしてまだ本調子でない。11位をキープしたのは復活の兆しであろう。

 スイスのシルバン・ツルブリッゲン(25歳)とドイツのフェリックス・ノイロイター(22歳)はどちらも'03年に鳴り物入りでワールドカップのピステに登場してきた逸材だが、今日はシルバン・10位、フェリックス・18位とまあまあの結果を残した。復調の気配が感じられる。

 骨折した指に分厚い包帯をして出てきたテッド・リゲティ(22歳)と、シーズン最多勝を狙うと広言(?)したボーディ・ミラー(29歳)の二人のアメリカ勢は2本目に残れなかった。だがこのあと二人にとっては験の良い北米シリーズが控えている。アメリカ人の最高位はジム・コクラン(25歳)の15位だった。

15th / Jimmy Cochran (USA) DNF, Bode Miller (USA)
13位 / 皆川賢太郎(アルビレックス新潟) DSQ、湯浅直樹(スポーツアルペンSC)

 15番でスタートした皆川賢太郎(アルビレックス新潟)は1本目7位でゴール。2本目に進出したがトータルで13位となんとかオリンピック4位の面目は保った。

 
7番スタート・佐々木明チーム・ティーシーエス)は1本目上部で失敗し途中棄権。24番でスタートの湯浅直樹(スポーツアルペンSC)、上部はそこそこのスプリットタイムだったが下部で失敗、登り直してゴールはしたがトップのライヒに16秒59遅れ、1本目最下位で2本目進出はならなかった。
DNF、佐々木明(チーム・ティーシーエス)
ACTION PHOTOS: HIROYUKI SATO

Men's 1st Slalom. 12,11,2006, Levi (FIN)
Rank Bib Name Nat. Run 1 Run 2 Total Time
 1  6 RAICH Benjamin  AUT   51.47  50.66  1:42.13
 2  11 LARSSON Markus  SWE   51.73  51.02  1:42.75
 3  5 ROCCA Giorgio  ITA   51.50  51.40  1:42.90
 4  2 TISSOT Stephane  FRA   51.79  51.46  1:43.25
 5  9 SCHOENFELDER Rainer  AUT   52.07  51.38  1:43.45
 6  34 BYGGMARK Jens  SWE   52.65  50.82  1:43.47
 7  21 JANYK Michael  CAN   52.32  51.25  1:43.57
 8  1 GRANDI Thomas  CAN   52.36  51.22  1:43.58
 9  23 PRANGER Manfred  AUT   52.18  51.45  1:43.63
 10  29 ZURBRIGGEN Silvan  SUI   52.57  51.12  1:43.69
 11  4 PALANDER Kalle  FIN   52.91  50.86  1:43.77
 12  14 MATT Mario  AUT   52.68  51.18  1:43.86
 13  15 MINAGAWA Kentaro  JPN   52.32  51.55  1:43.87
 14  51 BAUMANN Romed  AUT   52.55  51.38  1:43.93
 15  36 COCHRAN Jimmy  USA   53.03  51.05  1:44.08
 16  20 HANSSON Martin  SWE   52.99  51.13  1:44.12
 17  65 LEINO Jukka  FIN   52.69  51.51  1:44.20
 18  17 NEUREUTHER Felix  GER   52.46  51.79  1:44.25
 19  53 BIGGS Patrick  CAN   52.88  51.47  1:44.35
 20  10 SVINDAL Aksel Lund  NOR   52.39  52.00  1:44.39
 21  22 VOGL Alois  GER   52.08  52.41  1:44.49
 22  8 BOURGEAT Pierrick  FRA   53.18  51.41  1:44.59
 23  26 DEVILLE Cristian  ITA   52.84  51.82  1:44.66
 24  47 VAJDIC Bernard  SLO   52.87  51.96  1:44.83
 25  52 MISSILLIER Steve  FRA   52.83  52.04  1:44.87
 26  30 BURAAS Hans-Petter  NOR   52.67  52.47  1:45.14
 27  68 GORZA Ales  SLO   53.11  52.25  1:45.36
 28  27 MOELGG Manfred  ITA   52.94  58.37  1:51.31

1st Men's Slalom Official Result