スキー場は寒いけれど、動けば暑くなって汗をかく──一筋縄ではいかない環境で行なうのがスキースポーツだ。快適さの鍵を握るのは、肌に直接触れるベースレイヤー。でも素材は化学繊維？　天然素材？　化学繊維の着圧ウエアでビシッと締めるという人も多いし、天然素材のウールって極寒のバックカントリーのときに着るというイメージも……はたしてどちらが正解？

着圧ウエアは、筋肉のブレを軽減し、運動効率を向上させるなどのメリットを期待できるが「着心地」に関しては天然素材に軍配が挙がる。ここで紹介するのは、ゴールドウインが「究極の肌触りと高い機能性」を徹底的に追求した結果、天然素材と化学繊維のいいとこどりのハイブリッド糸を採用し、着心地に徹底的にこだわった〈WOOLインナーシリーズ〉だ。

採用したのは、ウール繊維の束の内側にポリエステル繊維を包み込んだ、らせん構造をもつ新しいハイブリッド糸「NIKKE AXIO®」。このハイブリッド糸により、ウールの保温性、消臭性、汗冷えしにくいというメリットに、ポリエステルの速乾性、軽量性、耐久性という双方のメリットを享受できる〈WOOLインナーシリーズ〉を誕生させた。

従来のウール×ポリエステルの交撚糸の弱点である、ポリエステル特有のカサカサした着心地を解消し、滑らかな肌触りと質感を実現。さらに、毛玉ができにくく自宅の洗濯機で洗っても型崩れや色あせがしにくいという。これはスポーツウエアとして魅力的なポイントだ。〈WOOLインナーシリーズ〉は、高品質なウール製品のみ認証を受けられる「ウールマーク」も取得した〝ウールを超えた〟最先端のウールと言ってもいいだろう。