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石打丸山ゲレンデ攻略ガイド

スキー場

23本のコースをそろえ、たっぷりの雪に恵まれた石打丸山スキー場。ここでスキーを覚え、SAJナショナルデモンストレーターを6期(12年)務めた片山秀斗が、バリエーション豊富なコースのなかから、目的に沿ったトレーニングができるバーンの選び方を伝授します!

山頂ゲレンデ

スピードトレーニングに最適

スキー場が営業スタートすると山麓からたくさんのスキーヤーが「山頂ゲレンデ」を目指して上がってきます。朝一番の整備された急斜面を滑れるから気持ちいいですし、スピードも出しやすい。標高が高いので春でも雪質がよく、早朝から日が高くなるまでの午前中がバーンコンディションの良い時間帯です。

僕も普段は、まず「銀座ゲレンデ」を少し滑って身体を温め、それから「ジインアントコース」を滑るなどし、山頂高速リフトが動き出したら「山頂ゲレンデ」まで上がってハイスピードのロングターンによる高速トレーニングをしています。山頂高速リフトが動き出すと一気に人が集まり混雑するので、リフトが動いたらすぐ上がり、混みだす前に1、2本、ハイスピードのターンを練習するのがおすすめです。

コース脇は非圧雪。ハイシーズンはパウダー、春はザラメ雪などを滑れるので、圧雪バーンが混雑してきたらここで急斜面の非圧雪を滑る練習をしてもいい

ザイラーコース

大回りや総合滑降の練習に

最大斜度は29度ですが、ほとんどが25度もないような中級斜面。その斜面がずっと続いているような感覚です。プライズ検定のなかでも大回りやフリーの種目で毎年使われているコースで、レッスンでも実践的なトレーニングをするときに使用しています。適度な斜度は大回り、小回りともに練習に最適。春になるとスキー場スタッフの協力によって斜面に硫安がまかれるため、午後になっても引き締まったバーンで練習ができる非常にいいバーンだと思います。

このコースにはチロルトリプルリフトが架かっており、山麓まで滑り降りなくても、このリフトを利用して滑る本数をかせげます。このコースをずっと回してトレーニングしているスキーヤーもよく見かけますよ。

スピードコントロールしやすい適度な斜度はショートターンの練習にもぴったり

銀座ゲレンデ

基本練習が効率的にできる

僕の場合、朝一のウオーミングアップとしてまずこのコースを滑ります。ここで身体を温め、山頂ゲレンデに移動して高速トレーニングに移行していくのがいつもの流れです。

レッスンでは、低速系の滑りで基本的な動きを確認するためのバーンとして使用しており、滑りの基本のプルークで正しいポジションを身体に覚えさせ、実践の滑りでもそのポジションに滑れるようになっていく練習をします。

少し中斜面になってくるコース中盤から後半あたりでは、プルークボーゲンからシュテムターンへと展開していくレッスンをします。ポジション確認の練習です。「銀座ゲレンデ」は基本練習をするのにちょうどよい斜度だと思います。

ジャイアントコース

斜度感を味わえる穴場スポット

実践的な滑りができる急斜面。滑り出しの急斜面を含め、斜面変化のあるコースを長い距離にわたって滑れる実践トレーニングに最適なところです。朝一に「銀座ゲレンデ」でウオーミングアップを終えたあと、「ジャイアントコース」で滑り込むのもおすすめ。早朝でも比較的人が少ないので、斜面変化を楽しみながら朝のきれいなバーンでロングターンができます。日中でも、急斜面で高速ロングターンできる穴場としていいバーンです。

整地ゾーンでは高速ロングターン、非圧雪ゾーンではパウダーとさまざまな滑りができる

北丸山ファミリーゲレンデ

ベーシックトレーニングするならココ!

ゆるやかでコース幅が比較的に広く、距離も長すぎず、リフトもあるという良いロケーション。普段のレッスンでは、パラレルターンのなかで必要になってくる運動要素を身につけていくため、外傾姿勢や外足にきちんと乗れているかを確認するバリエーション・トレーニングなどを行なっています。

大丸山ゲレンデ

コブ練習に最適なレイアウト

リフトを挟んで右側の非圧雪ゾーンは、シーズン中のほとんどがコブ斜面。コース幅はそれほどないものの、出だしが急で途中に落ち込みもあり、コブの中に斜度変化があります。距離感、斜度感ともにコブを練習するのにとても良いレイアウトだと思います。スキースクールではコブレッスンも行なっており、2時間のレッスンで10本ほど滑れますよ。

石打丸山スキー場

新潟県南魚沼市石打1655

tel:025-783-2222

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