スキーに重さが乗った角づけを目指そう!
レッスン
質の高いカービングターンに欠かせないスキーの走りと切れ。それらを生み出すポイントは、「スキーに重さが乗った角づけ」と元ナショナルデモンストレーターの金子祐大は言う。ここでは、スキーの角がしっかり立った状態で重みを乗せられるようになる厳選トレーニングメニューを紹介します。
金子祐大
かねこゆうだい●1989年7月25日生まれ。岐阜県高山市出身。幼少よりスキーに親しみ、アルペン競技選手として活動したのちに基礎スキーに転向。明るい性格とダイナミックな滑りで人気を集めている。第61回全日本スキー技術選男子総合23位、ナショナルデモンストレーター認定2期。キープワンスキークラブ所属
Menu_01:外手で外スキーのトップを触るイメージで滑る
外手に持ったストックを外スキーのトップに突き刺すようにして滑ります。外スキーへの荷重感をしっかりと感じながら脚部は交互操作のイメージで動かしていきましょう。内手はスキーからスキーを抜くようにして動かします。
Menu_02:外手で内スキーのトップを触るイメージで滑る
今度は、外手に持ったストックで内スキーのトップを触るようにします。これによって、ももや膝をややターン内側に向けた鋭い角づけを覚えます。上体ごとターン内側に入れてしまうと、内倒するので注意しましょう。
Menu_03:プルークで外手を内膝に当てる
身体の向きをスキーの進行方向に合わせていくため、外手で内膝を触って滑ります。また、後ろに回した内手の指先を外脇腹で挟むように意識することで、外スキーへの荷重感を高めることができます。
Menu_04:外手でボールを拾い上げるイメージで滑る
外手でゴロのボールを拾い上げるイメージ。これによって外スキーへの荷重感を高め、同時に内手を上に上げることで、さらに外スキーへ圧を集中させます。外手はやや前に出しながら動かすと、スキーの推進性を引き出せます。
Menu_05:外手で内膝を触るイメージで滑る
外手で内脚の膝を触るイメージで滑り、ももや膝がターン内側に向いた角づけと外スキーへの強い荷重感を覚えましょう。また内手を背中側に回すことで上体がスキー進行方向に向き、スキーの回転性を引き出しています。
Menu_06:外手で外スキーのトップを触るイメージで滑る
外手で外スキーのトップを触るような意識によって外スキーに重さを乗せます。また、実際のスキーの内側に架空のスキーをイメージして、そこに対して荷重するようにすると脚部に鋭い内傾角が生まれ、たわみも引き出せます。