アルマダという選択
ギア・アイテム
軽いスキーでターンを楽しむ

斬新なコスメティックデザインやトップライダーのシグネチャーモデルで人気を集めるフリースタイルスキーブランド、アルマダ。 発足当時から「ライダーが欲しいもの、使いたいものを作る」姿勢を貫くラインナップから 滑ることを深く、そして幅広く楽しめる軽量スキー、2シリーズを紹介する。
フリースタイルスキーが盛り上がり始めた2000年代初頭、Xゲームスやスキームービーで活躍していたタナー・ホールやJPオークレアら、5人のライダーたちが立ち上げたスキーブランドがアルマダだ。発足当時から変わらない大きな特徴は、滑り手の感性を主体にしたマテリアル作りが行なわれ、スノーボードやスケートボード、サーフィンや音楽、アートなど、さまざまなジャンルの感性を取り入れたブランド構築がされていること。当時、アルペンレースにルーツを持つメジャーなブランドがフリースタイル向けのモデルをラインナップしていたが、ライダーファーストのツインチップ専門のスキーブランドとして、アルマダは独自の存在感を放つことになった。
そして創設10周年を迎える頃からラインナップを徐々に拡充。バックカントリーやパウダー、オールマウンテンなど、さまざまなジャンルで「ライダーが欲しいもの、使いたいものを作る」スタイルを貫き、世界中の各地でスキーヤーから支持されるブランドに成長している。
高い滑走性を追求したオールマウンテンモデル
ディクリビティは、オールマウンテンに位置づけられるユーティリティの高いモデル。82、88、92㍉と3つのセンター幅が設定されているが、どのモデルもESTオールマウンテンロッカーを採用。一般的なゲレンデモデルと比べると長めのトップ側のロッカーが、ハイシーズンから春雪まで、幅広いコンディションの雪に対応したスムーズかつ的確なとらえを可能にする。そして、足元からテールにかけて配されたキャンバーが、しっかりとしたグリップ力と高い滑走性を発揮。ワイドなプロポーションが生み出す走破性の高さを武器に、整地されたゲレンデはもちろん、春雪やちょっとしたパウダーまで、一般的なカービングスキーと同じ感覚で楽しむことができる。

ロッカースキーのパイオニア的な存在でもあるアルマダ。フリーライド、オールマウンテン、フリースタイルなど、各モデルの目的とするシチュエーションやターンに合わせたロッカーを採用し、高いパフォーマンスを実現している
軽さと滑走性の高さを両立させたハイク&ライドモデル
ロケーターは、アルマダが「HIKE & RIDE(ハイク&ライド)」と呼ぶツアースキーを楽しむためのモデル。アルマダが使う芯材のなかでもっとも軽いカルバコアを採用することで軽量化を実現。さらにカーボンレインフォースメントを搭載することでスキー自体の剛性をアップ。軽さを生かして遠く離れた山にアプローチできる機動性の高さと、広大な一枚バーンをハイスピードで滑り降りるような滑走性の高さを現実のものとしている。本格的にバックカントリースキーを楽しむ方はもちろん、軽量のアルペンビンディングと組み合わせて、軽いけれどしっかりターンを楽しめるゲレンデモデルとして使うのもおもしろいだろう。

ロケーター 104に搭載されたカーボンレインフォースメントでは、一般的なシート状に編まれたカーボンではなく、細い紐状のカーボンをスキーの上面に配置。ウッドコア特有のしなやかな乗り心地を生み出している
ARMADA DECLIVITY & LOCATOR Series


