奥村駿がぎっくり腰に見舞われたのは今年の１月中旬、技術選の約２カ月前のことだった。ウォーミングアップの２本目、まさに身体を温め、雪質の確認のためにリラックスしてターンに入ったときだった。

「ビキッときて。ぎっくり腰は別名〝魔女の一撃〟と呼ぶらしいのですが、まさに一撃を食らった感じでした。その瞬間、今シーズンは終わってしまったって思いました」と奥村は振り返る。

腰の不具合、ましてやぎっくり腰とは無縁だった奥村に、安静以外の対策は思いつかなかった。そんな奥村にゴールドウインの関係者が薦めてくれたのがゴールドウインＣ３ｆｉｔのコンディショニングアイテム「マグフロー コンディショニングベルト」だった。

「マグフロー コンディショニングベルト」は、見た目はいわゆる腰ベルト。しかし多くの腰ベルトは、骨盤周辺に巻くことにより骨盤を固定することが目的。対して「マグフロー コンディショニングベルト」は、ネオジム永久磁石を背中側に４つ、お腹側に３つ配置し、磁気の力で血行を改善し、違和感や痛みをともなう「こり」を緩和することが目的の磁気ベルトだ。

特徴的なのはその装着感。伸縮性の高いポリウレタン素材に加え「ナノフロントＲ」を採用。高いグリップ力があるにもかかわらず肌への摩擦ダメージが少なく、汗を速やかに拡散してくれる。つまり素肌に直接装着でき、しかも動いてもずれず蒸れることもないという、理想的な装着感を味わえるのだ。

「技術選に間に合わせてくれて本当に感謝しています。巻いてしばらくすると、腰がジワ〜ッと温かくなってきて、血行が良くなっていることが実感できます。ベルトの幅も細身で、素材が柔らかいので雪上、陸上を問わずトレーニング時でも動きにくさは全く感じません。普段の生活では直接、素肌に着けることが多いですね」と奥村もアクシデント以来、すっかり手放せない様子。レッスンや大会、イベントなど、クルマで長距離を移動する際には必須アイテムになっているという。初めての腰ベルトが「マグフロー コンディショニングベルト」だったのは、奥村にとって不幸中の幸いだった。