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【第63回技術選】スーパーファイナルレポート

技術選

423名がエントリーして始まったこの大会も、最終日には男子上位30名、女子上位15名に絞られ、頂上決戦が行なわれた。男子は、念願の初優勝をかけた奥村駿(京都府)が2位以下を大きく引き離す展開。

一方の女子は、初日から大会をリードしてきた大場朱莉(宮城県)を、前大会覇者の弥永奈々(新潟県)が2点差で追う。奥村がこのまま逃げ切って優勝を飾るのか? そして女子は、誰がこの僅差の戦いを制するのか。決戦の火ぶたが切られた。

スーパーファイナルは全3種目。朝から雪がちらついていたが、風は穏やかで、競技は順調に進んだ。

1種目目は「ロングターン」(黒森山Aコース)。前日からの降雪の影響で、雪が軟らかく、スキーの反応が得られにくいコンディション。そのなかでしっかりとスキーを走らせ、高得点をマークしたのが、高橋和花菜(長野県)だ。「雪がけっこう遅かったのですが、自分はこういう雪が得意。刺しすぎずに縦に落とすような意識で滑りました」と285点を獲得。

一方の弥永は281点、大場は279点で、リードしていた大場に弥永がここで追いつく。そして男子は、奥村が286点の高得点を記録し、さらにリードを広げた。

2種目目は、「ミドルターン~ショートターン」(黒森山Aコース)。ターンサイズをミドルからショートへと変化させる種目。女子は好調の高橋が、ここでも285点の高得点をたたき出すと、弥永もこれに続いて285点を記録し、同点で種目トップに。ここで大場を3点上回り、トップが入れかわる。

男子で高得点を放ったのは、今大会で急成長を印象づけた森田昂也(東京都)。「渾身の滑りができたと思います!」と286点を獲得。奥村はこれに続く285点をマークし、着実に頂点へと近づいていく。

男子は奥村駿が悲願の初優勝!
女子は接戦を制した弥永奈々が連覇

そして最終種目は「ショートターン不整地」(黒森山Bコース)。2種目が終了した時点で、総合順位が発表され、最終種目はリバーススタート(下位から順にスタート)で行なわれた。

女子は、3位につけている野々山颯絵が、種目2位となる284点をマーク。これを大きく上回る得点をたたき出したのが、最終滑走の弥永奈々。「これまでコブはいつも緊張していましたが、会場の皆さんもすごく盛り上がってくれて、気持ちが上がりました」と、288点を記録。この瞬間に、弥永の2連覇が決まった。

男子では、鈴木大智(北海道)が、得意種目のコブで圧倒的なテクニックを見せ、288点をマーク。さらに、穴田玖舟(北海道)284点、森田昂也287点と、トップ争いに絡む選手も高得点を連発。会場を盛り上げた。

ハイライトは、最終滑走の奥村駿。「最後はしっかり攻めて終わろうと思った」と、渾身の滑りで287点を獲得。2位との差を20点に広げる圧倒的な勝利で、初優勝を飾った。


第63回技術選/男子総合優勝 奥村 駿


第63回技術選/男子総合2位 森田昂也


第63回技術選/男子総合3位 穴田玖舟


第63回技術選/男子総合4位 佐藤栄一


第63回技術選/男子総合5位 武田 竜


第63回技術選/男子総合6位 須川尚樹


第63回技術選/男子総合7位 鈴木洋律


第63回技術選/男子総合8位 唐沢航希


第63回技術選/男子総合9位 片岡嵩弥


第63回技術選/男子総合10位 関原威吹

 


第63回技術選/女子総合優勝 弥永奈々


第63回技術選/女子総合2位 大場朱莉


第63回技術選/女子総合3位 野々山颯絵


第63回技術選/女子総合4位 髙橋和花菜


第63回技術選/女子総合5位 神谷来美


第63回技術選/女子総合6位 奥村由衣

 

スーパーファイナル・男子リザルト

スーパーファイナル・女子リザルト

 

4月10日発売のスキーグラフィック5月号では、トップ選手の技術と戦略を深掘りする『第63回技術選 詳報』をお届けする予定。ぜひお楽しみに!

 

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