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決勝進出選手、決まる!

技術選

予選から熾烈な戦いとなった第62回全日本スキー技術選手権大会。急変する天候に翻弄された2日目を制したのは、男子がディフェンディングチャンピオンの武田竜。2位には昨年準優勝の奥村駿と今大会好調の須川尚樹が並び立つ展開。女子は1位に弥永奈々、2位に鈴木紗英、3位には青木美和と野々山颯絵が同点で並んだ。中断につぐ中断、僅差での首位争い。混沌とした予選2日目を終え、明日の決勝進出者が出そろった。

「ショートターン(中急斜面/不整地)」は、男子は武田竜、女子は弥永奈々と栗山未来がトップに

「ショートターン(中急斜面/不整地)」は、天候急変により中断が繰り返されたものの、バーン自体は比較的浅い一定ピッチのコブが並ぶ滑りやすい状況だった。男子でこの種目を制したのは須川尚樹。276ptの高得点をマークし、他選手に大きなプレッシャーを与えた。2位は鈴木大智(275pt)。今大会では精彩を欠いていたものの、得意のコブ斜面で意地を見せた。またモーグル出身の桑原竜司も275ptで2位に。続く同点4位には、奥村駿、水落亮太、片岡嵩弥、丸山淳也、関井愛斗が入った。

男子種目1位 須川尚樹(276pt)

男子種目2位 鈴木大智(275pt)

朝のインスペクション時はバーンが硬く締まっていたためか、慎重に滑る選手が多かったなかで、スタートからゴールまで圧倒的なターンスピードで滑りきり、巧さをアピールした栗山未来(272pt)が女子種目1位。同272ptを記録して並んだのが弥永奈々と渋谷潤子、271ptをマークした野々山颯絵と岡樹香が4位に食い込んだ。若手の躍動が目立つなか、正確なスキー操作を見せた栗山未来と渋谷潤子が、ベテランの意地を見せた。

女子種目1位 栗山未來(272pt)

女子種目1位 弥永奈々(272pt)

「ロングターン(急斜面/整地)」を制したのは、男子が武田竜、女子が弥永奈々と大場朱莉

「ロングターン(急斜面/整地)」が行なわれたジャイアントコースは、朝こそ頭上に青空が広がる快晴だったが、試合開始後ほどなくして激しい降雪に見舞われ、競技は中断。一時コート内はパウダーバーンと化してしまうほどだったが、参加選手と競技役員による懸命な整備によって、なんとか競技成立にこぎつけた。男子1位は、275ptをたたき出した武田竜、これを奥村駿、須川尚樹、関原威吹、山田椋喬が272ptで追う形となった。

男子種目1位 武田竜(275pt)

男子種目2位 山田椋喬(272pt)

スタート順が遅かった女子は、降雪による試合中断が長引き、選手たちにはさらなる疲労が加わると同時に、コンディション調整を余儀なくされた。そんななか、抜群のターンスピードで滑った弥永奈々が1位(271pt)、同点首位にベテランの大場朱莉。3位には270ptの鈴木紗英、青木美和、野々山颯絵、弓野華緒が並んだ。

女子種目1位 弥永奈々(271pt)

女子種目1位 大場朱莉(271pt)

予選2日目公式リザルト

男子

女子

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月刊スキーグラフィック最新号

ルスツで行なわれた『第62回全日本スキー技術選手権大会』総力レポート! 6連覇を狙う武田竜と、追い詰める奥村駿の3度目の頂上決戦!激戦の様子をドキュメントで!●女子は、2連覇した渡邉渚が不在で混戦を極めた。1年越しでたどり着いた新女王・弥永奈々の戦いを振り返る。●そのほか、ロングターン、ショートターン、コブの男女種目トップ5の滑りを選手本人のコメントとともに連続写真で公開。●若い世代のパワーが一気に開花し、迎え撃つベテランの技術とぶつかり合った激闘の4日間...

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